プロ野球観戦に行ったことのない野球ファンであれば、いつかは実現させたい生のプロ野球観戦。
プロ野球を観に行く人の中には「誘われて急に野球を観に行くことになった!」という人もいると思います。
毎日のように満員となる各球場に訪れる方々にも、観戦までのドラマがそれぞれ存在しているのだと思います。
ただ、プロ野球観戦が初めての人にとっては、嬉しさもありながら、ふと「あれ…。何を持っていけばよいのだろう。」「格好はどんな格好がいいのだろう。」と不安になる人もいるはずです。
今回はそんな「初めて」のプロ野球観戦をする人に向けて、プロ野球観戦の前に準備しておいた方がいいこと、準備しなくていいことをお伝えしていきます。
プロ野球初心者が観戦する時の持ち物!事前に何が必要?グッズはいつどこで買う?
プロ野球観戦に必要な持ち物って何?
引用:withnews
「どうしよう!いきなりプロ野球を観に行くことになった…!」
きっとこのような状況になり、慌ててしまっている人も多いかと思いますが、そんな人もご安心ください。
極論、プロ野球観戦に必要な持ち物って、特にないんです。
ただ、当日座る席によっては「あったほうが良い持ち物」があります。
ここでは、当日座る席種によって、必要な持ち物をお伝えしていきます。
内野席で観戦する場合の持ち物について
引用:東洋経済オンライン
ユニフォーム
普段、プロ野球中継やスポーツコーナーなどで、観戦しているファンがよくレプリカユニフォームを着用しているの光景を目にすると思います。
このようなイメージが強いと、「レプリカユニフォームは必須なのか…?」と思ってしまう人もいるかもしれませんが、ご安心ください。
実は、内野席であれば、レプリカユニフォームを着用している人の他に、普段着で観戦している人も数多くいるのです。
観戦しに行く日が平日であれば、仕事帰りのサラリーマンなどがよく観戦に行くため、スーツ姿のお客さんもよく目にします。
そのため、必ずしもレプリカユニフォームが必須というわけではありません。
グローブ
また「グローブって必要なの?」と思う人もいるかもしれませんが、グローブも必要ありません。
打球がよくファールボールがスタンドに入るシーンを目にすると思いますが、自席の付近までボールが飛んでくることは極稀です。
グローブを用意して、持っていくとなるとかなりの荷物にもなりますし、座席周りはそれほど荷物が置けるスペースもないため、グローブはほぼ必要ないです。
双眼鏡
また、双眼鏡を持っていこうと考えている方へ。ある選手をしっかりと追いたい、という目的があれば、双眼鏡を持参することをオススメしますが、球場で双眼鏡を片手離さず観戦している人は極稀です。
初めてのプロ野球観戦であれば、まずは双眼鏡をもたずに「プロ野球観戦」という空間を楽しむことを優先した方が良いと思います。
他にも「タオルは?」「メガホンは?」と必要な持ち物を懸念する人も多いかもしれませんが、座席が内野席であれば、それほどの持ち物は必要ない。ということをお伝えします。
外野席で観戦する場合の持ち物について
引用:東洋経済オンライン
外野席は内野席に比べ、やや必要になってくる持ち物があります。
外野席というのは、基本「応援をするスペース」となっており、数々のグッズを身に着けている人たちが多くいます。
もちろん、全員が全員ではないため、グッズが無くても問題ないのですが、まったく無いということに少し肩身が狭く感じる人もいるかもしれません。ここでは、外野席に座る上で必要最低限の持ち物についてご紹介します。
ユニフォーム
まずは、レプリカユニフォームについて。
内野席であれば必要ないとお伝えしましたが、外野席であると、その必要性がやや増します。
外野席で応援している人たちのほとんどがレプリカユニフォームを着用して応援をしているため、このレプリカユニフォームを着用していないと、ちょっと浮いた存在になってしまうかもしれません。
内野席で観戦しているサラリーマンはレプリカユニフォームを着用することは稀かもしれませんが、外野席となると、そのサラリーマンでさえ自宅からレプリカユニフォームを持参して、着用するほどです。
もし、ファンの友達に連れて行ってもらっている場合は、レプリカユニフォームを貸してもらうか、自身で購入するのが良いかと思います。
グローブ
次に、グローブについて。
これは内野席同様に、必要のないものです。外野席に飛び込むボールというのは、すなわち試合中であれば、それはホームランです。
プロ野球を少しでも知っている人であれば、ホームランなど1試合に数本しか出ないということは分かっていると思いますから、ホームランボールをグローブでキャッチするなど、ほぼ運試しのようなものです。
ほんの僅かな可能性がある限り、トライするんだ!という方であれば、持参しても良いと思います。
が、外野席は内野席以上にスペースが狭く、荷物もなかなか置きづらい席です。
荷物になるのが嫌な人であれば、グローブを持っていくことは避けましょう。
双眼鏡
続いて、双眼鏡について。
外野席になると、双眼鏡は「あってもいい」かもしれません。外野席は、プレーが行われている内野部分まで距離が遠く、選手の動きやボールなどが追いづらい席です。
視力が悪いとほとんど見えない、なんてことにもなりますから、双眼鏡でプレーを見ても良いかと思います。
その他応援グッズ
最後に、タオルやメガホンなどの応援グッズについて。
冒頭お伝えした通り、外野席は応援パフォーマンスを行う席であることがほとんどです。
周りに座っている人は、そのチームでよく使われる応援グッズを手にして応援をしていますが、必ずしも無くてはならないものではありません。今後そのチームの試合をよく観戦することになりそうであれば、購入しても良いかと思いますが、単発での観戦であれば、そこまでの準備はいらないでしょう。
もっともここでお伝えしたいのは、野球の応援というのは非常に一体感があり、初心者が行くと「浮いてしまうのではないか」という心配がつきものですが、各々の応援スタイルで野球を楽しんでいる人が多い世界なので、村八分にされてしまうようなことは決してないことを念押してお伝えします。
レプリカユニフォームの注意点
引用:東洋経済オンライン
野球観戦の定番グッズともなっているレプリカユニフォーム。
これまでにご紹介したとおり、金額が5,000円以上する球団がほとんどで高価なグッズでもあるため、購入と着用を必須としてオススメはしていないものの、レプリカユニフォームを着ると気分は間違いなく上がります。
そんなレプリカユニフォームですが、一つだけ注意点をご紹介しておきます。
昨今のプロ野球には「イベント連動ユニフォーム」というものが多く存在しています。
特定の試合のみ通常のユニフォームの着用ではなく、特別なユニフォームの着用をして試合をすることがあるのです。
もちろん通常のユニフォームの着用でもなんら問題はないのですが、周りに多くのイベントユニフォームを着用している人がいると少々肩身が狭い思いをするかもしれないです。
こうしたイベント連動ユニフォームを着用して試合を行う日によっては、ユニフォームが無料配布される試合も多くなっているので、自身でユニフォームを着用して観戦したい場合は、
をチェックしてみてください。
なお、プロ野球のほとんどの球団ではチームカラーに沿ったユニフォームを着用するのが一般的ですが、千葉ロッテマリーンズに関しては、ビジターでは黒、ホームでは白とカラーリングが大きく異なります。
その色に合わせて一色に染まることになるため、千葉ロッテマリーンズの試合を観戦する際は、
まで気にすると良いかもしれません。
野球応援の必需品?メガホンについて
引用:ライブドアニュース
プロ野球の応援というと「メガホン」を浮かべる人も多いかもしれません。特に昭和から平成までのプロ野球ではほとんどの球団でメガホンを使った応援をしていました。
高校野球などでもメガホンを使った応援を目にすることから、野球応援の定番グッズとなったようです。
しかし、令和に入った今、プロ野球の応援スタイルはガラッと変わってきています。
結論を言うと「メガホンを使って応援する球団は現在ほとんどない」状況になっているのです。
2000年代初頭に、千葉ロッテマリーンズの応援団が「メガホンを使わない応援」スタイルを確立させ、その応援スタイルがサッカーのサポーターに似ていることから「マリーンズサポーター」としてまたたく間に球界に広まっていきました。
プロ野球界ももっと観客動員数をあげ、初心者でも観戦しやすいような形へと姿を変えていき、この応援スタイルも千葉ロッテマリーンズを参考にしてか、メガホンを使わない応援スタイルへと変わっていきました。
メガホンはまず購入の必要があることや、メガホンを叩く音がうるさいこと、荷物としてもかさばるなどの理由からあまり初心者にとって好まれるグッズではありませんでした。
(謎の「本気感」が伝わってしまうグッズであることからも、好まれていなかったのかもしれません。。。)
今では、ほとんどの球団でメガホンを使用せず、手拍子で応援しているチームが多いです。
「フル装備」で観戦したいのであれば、応援する球団によってメガホンを用意したほうがいいかもしれませんが、今では大概の観戦では必要のないものであるという認識で良いかと思います。
周りにメガホンを使用する人がいない中でメガホンを使った応援をした方が、肩身が狭い思いをすると思います。
ちなみにメガホンを使った応援しているのは、セ・リーグであれば、阪神タイガース・広島東洋カープが代表的でしょうか。巨人やヤクルト、中日などは手拍子とメガホンが混在している状況、横浜DeNAは手拍子に完全移行している状況です。
パ・リーグだと、メガホンを積極使用しているのは福岡ソフトバンクホークスぐらいでしょうか。
その他の球団は手拍子が多めであるという印象です。ただ、東北楽天ゴールデンイーグルスは、エアバットのようなものを使用して応援するスタイルもあります。
ジェット風船はどうやって手に入れる?
引用:MBS
プロ野球の風物詩の一つとも言えるのが「ジェット風船」。多くの球団が7回裏や勝利した瞬間に飛ばしていますが、どこで手に入れるものであるかお伝えします。
ジェット風船は、
など様々な方法で手に入れることが出来ます。
なので、来場前に購入しておく必要はありませんので、ご安心ください。
応援グッズはいつどこでゲットすれば良い?
引用:千葉ロッテマリーンズ
さて、試合を観戦する上でご自身が用意したいグッズも出てきたと思いますが、これらのグッズはいつどこでゲットできるのでしょうか。
観戦前にゲットしたい場合
試合開始前に、球場にあるグッズショップに行けば良いです。
場所によっては、球場に到着する前に駅前などにショップを構えているところもありますが、球場にあるグッズショップが一番品揃えも良いため、球場に到着してからグッズを購入しましょう。
また、用意周到に行いたい人は、球団公式オンラインショップも活用すると良いでしょう。
オンラインショップでは球場で販売しているグッズのほとんどを取り揃え、ゆっくりと検討することができます。
ただし、ユニフォームなどサイズが大事になる商品に関しては、実物を見て購入することをオススメするため、球団公式オンラインショップで検討し、球場にあるグッズショップでサイズを確認し購入する流れもオススメです。
観戦中にゲットしたい場合
「ひとまず、様子を見てほしくなったら購入をしたい…。」と思う人も多いと思います。
球場のグッズショップは、入場前の球場外に設置されていることが多いですが、球場内にもグッズショップが設けられていることがほとんどです。
引用:東京ドームシティ
すぐに買いに行けるため、試合を見はぐられる時間も少なく、グッズを手に入れることが出来ます。
しかし、球場内に設置されているグッズショップはスペースが限られているため、品数も少なくなっています。
豊富なラインナップから選んで購入したい場合は、球場外にあるグッズショップまで買いに行きましょう。
試合観戦中で入場後であっても、再入場が認められているので、しっかり手続きを行って一時退場と再入場をしてください。
観戦後にゲットしたい場合
「次も来る予定がある」「また来たいからグッズが欲しい」という方もいると思います。
球場にあるグッズショップは、試合終了後も営業しているため、購入することが出来ますが、試合終了後は大変混雑します。
そのため、ほしいグッズが売り切れになったり、混雑で買い物がしにくくなっています。
このような状況を避けたい方は、先程ご紹介した球団公式オンラインショップの活用もいいかもしれません。
限定グッズであっても、オンラインの在庫が残っていたり、球場にあるグッズショップで売り切れとなってしまったものもオンラインショップであれば、在庫が復活することはよくあります。
このようにグッズの欲しいタイミングに合わせて、ショップをうまく活用してみてください。
いかがだったでしょうか。
究極は、グッズがなくてもプロ野球は楽しめますが、グッズがあるとさらにテンションが上がるのは間違いないです。
上手くグッズを手に入れて、素敵なプロ野球観戦をお楽しみください。
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