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香月一也(巨人)のトレード補強は大当たり?これまでの二軍成績や年俸,大阪桐蔭高校時代について調査!

読売ジャイアンツ
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「大枚を叩いて、大物を釣る金満球団」としてのイメージも、今や昔の話となりつつある読売ジャイアンツ。

補強期間内であれば、積極的なトレードで的確な補強を行うイメージも強くなっています。

 

特にこの数年では、巨人がトレードで獲得した選手が1軍で活躍しているシーンを良く見かけます。

 

そして、その中でも巨人ファンの印象として強いのが、千葉ロッテマリーンズとのトレードで獲得した香月一也ではないでしょうか。

 

なんせ、巨人が香月一也との交換選手として放出したのが、ドラフト1位入団で巨人の看板選手でもあった、澤村拓一でした。

 

澤村拓一は千葉ロッテマリーンズに移籍後、息を吹き返すように活躍し、FA権を行使し、メジャー挑戦の夢を叶えました。

 

そして、その交換選手となった香月一也も、新天地で今まで千葉ロッテマリーンズで鍛え上げてきた打撃を一気に開花させ、チームの戦力となりつつあります。

 

今回は、そんな読売ジャイアンツへの移籍によって開花した選手の一人である香月一也について紹介していきたいと思います。

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香月一也(巨人)のトレード補強は大当たり?これまでの二軍成績や年俸,大阪桐蔭高校時代について調査!

香月一也の出身地・プロフィール・成績について

名前:香月 一也(かつき かずや)
生年月日:1996年4月16日(25歳・2021年5月現在)
出身:福岡県遠賀郡水巻町
身長:176cm
体重:83kg
投打:右投左打
ポジション:内野手

 

香月一也は、小学校1年生の時に兄の影響で野球を始めました。

兄弟の影響で野球を始め、後にプロ野球選手になる方も多い印象ですが、香月一也のように「兄の影響で野球を始めた弟がプロ野球選手になる」ケースをよく見るような気がします。

 

兄がプロ野球選手になった場合は、弟の存在が語られるケースが少ないので、そのような印象を受けるのでしょうかね。

 

香月一也は、小学校時代は投手として活躍し、小学5年生の時にはチームを移籍。そして小学6年生の時には「福岡ソフトバンクホークスジュニア」の選手としてもプレーをしていました。

 

プロ野球12球団のジュニアチームが発足してまだ間もないですが、森友哉や松井裕樹などをはじめ、今では1軍で活躍している選手を多く輩出するようになってきましたね。

 

小学校卒業後、中学時代には「八幡中央ボーイズ(現:八幡ひびきのボーイズ)」に所属し、エースピッチャーとして活躍していました。中学3年生の時には世界大会にも出場しました。

 

世界大会にも出場するほどの実力を持っていた香月一也には、高校からのスカウトも数多かったようですが、中学卒業後、香月一也が進学先の高校として選んだのが、全国大会の常連・大阪の強豪校である大阪桐蔭高校でした。

 

大阪桐蔭高校に入学後は、中学時代まで務めていた投手ではなく、野手に専念しました。

野手に専念したばかりであった香月一也でしたが、強豪校の中でも非凡な才能を発揮し、1年生の時からベンチ入りを果たし、2年生の春にはレギュラーの座を獲得しました。

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そして2年生の夏に出場を果たした甲子園大会では、セカンドのポジションを守り、打率.455という高打率を残しました。その後、高校3年生の春には、甲子園大会への出場はならなかったものの、3年生の夏に再び甲子園大会に出場。この時にはサードを守り、打率.444、1本塁打、10打点という非常に高い数字を残し、チームの全国制覇に大きく貢献しました。

 

この活躍もあって、夏の甲子園大会終了後には、U-18の日本代表にも選出されました。惜しくも優勝とはならなかったものの、当時同じくクリーンナップを務めた岸田行倫、岡本和真とともに、破壊力抜群の日本代表打線を形成しました。

 

当時クリーンナップを務めた3番・4番・5番が時を同じくして読売ジャイアンツに在籍しているのも、縁を感じますね。

 

香月一也の活躍には、プロのスカウトも注目を集めていましたが、迎えた2014年に行われたプロ野球ドラフト会議で千葉ロッテマリーンズから5位で指名を受け、入団を果たしました。

 

入団後、プロ1年目のシーズンはオープン戦で1軍出場を果たすも、開幕は2軍で迎えると、高卒ルーキーということもあり、このシーズンは最後まで2軍での出場を続けました。

 

そしてプロ2年目も開幕は2軍で迎え、その後もシーズン終盤まで2軍で鍛錬の日々を過ごしていましたが、2軍でのアピールが実を結び、9月下旬にプロ入り初となる1軍昇格を果たしました。そして迎えたプロ初出場の試合ではスタメンで出場し、第1打席でプロ初安打を放ちました。

しかし、結果1軍定着とはならず、1軍での試合出場はわずか2試合に留まりました。

 

プロ3年目は、徐々に1軍での試合出場機会を得て19試合に出場するも、1軍の壁に阻まれ、打率.195、2打点という結果に終わりました。

 

プロ4年目には、より多くの試合出場機会を求め、外野手にも挑戦するものの、1軍での出場機会を得ることは出来ず、プロ1年目以来となるシーズンを通しての2軍生活となりました。

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プロ5年目に再び1軍での試合出場機会を得ると、高校時代を過ごした大阪・京セラドームで、記念すべきプロ入り初の本塁打を放ちました。その後も試合出場機会を得て、この年に自己最多となる26試合に出場しました。

しかし、打率.153に留まり、まだまだ1軍定着するほどの成績を残せずにいました。

 

プロ6年目には、2軍で好調な成績を残していましたが、1軍も好調な状態であったため、1軍昇格の機会を得られずにいました。

そして9月に、読売ジャイアンツ・澤村拓一とのトレードが発表され、移籍することになりました。

 

読売ジャイアンツ移籍後は、1軍昇格の機会を得て、8試合に出場するも、移籍後初安打を放つまでには至りませんでした。

 

プロ7年目(移籍2年目)には、主力選手の離脱もあり、シーズン序盤から1軍での試合出場機会を得ると、4月上旬に移籍後初本塁打を放ちました。その後も代打や途中出場で結果を残すと、徐々にスタメン出場の機会を増やし、始めてのお立ち台も経験しました。結果、4月だけで15試合の出場を果たしました。その後主力選手の復帰に伴い2軍に降格するも、5月に再び1軍に昇格し、再度1軍定着のチャンスを得ています。

 

2021年シーズンは、これまでの成績を見ていると、恐らく自己最高の成績を残すことが確実視されています。

 

香月一也のトレードは成功と呼べるか

澤村拓一とのトレード発表時には、年俸差が1億4,750万円もある「格差トレード」として話題になった香月一也。

千葉ロッテマリーンズで再びの輝きを放ち、メジャー挑戦した澤村拓一には、巨人ファンからも「千葉ロッテマリーンズで再生してよかった」という意見も多く聞かれていますが、

同じように千葉ロッテマリーンズファンからも「香月一也が徐々に出場機会を増やし、活躍している姿を見れて嬉しい」という声も聞こえてきています。

 

トレードは、互いに交換した選手がどのように活躍したか、すなわち「Win-Win」のトレードであったかどうかが測られますが、千葉ロッテマリーンズファンから澤村拓一に対しては「シーズン2位の立役者」としてとても高く評価されています。

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しかし、巨人ファンからすると、香月一也は移籍後の試合出場機会が多く与えられていないため、まだ評価されるほどには至っていないようです。むしろ、1軍で見られる成績を残していながら、なかなか出場機会を得られていないことに、ファンは不満を漏らしているというのが現状ではないでしょうか。

 

そういう意味では、巨人ファンから香月一也にかけられている「期待」は大きいようですが、香月一也はその期待に応えられるかどうかが肝になりそうです。

 

また香月一也の課題として大きいのが「守備力」です。

グラブさばきは柔らかいという印象がありますが、千葉ロッテマリーンズファンからは「在籍当時の印象としては1軍に通用するレベルの守備力ではない」という評価が多いようです。

 

千葉ロッテマリーンズ在籍時には、セカンドのポジションにも就いていましたが、お世辞にもうまいと言えるほどではありませんでした。

 

他にもサードやファーストを守ることが出来る選手であるため、長打力+ユーティリティ性を兼ね備える選手となれば、巨人にとっても非常に貴重な存在となり得る可能性が高いです。

もっとも、巨人の方針としては、野手は複数ポジションが守れることが期待されているため、一定の守備力が兼ね備えられれば、1軍での出場機会も増えるはずです。

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つまり、香月一也の勝負どころについては、打撃力はもちろん「守備力」についても大事になってくるでしょう。

 

千葉ロッテマリーンズファンからすると、これまで1軍の壁を破る事ができなかった香月一也が1軍で結果を残すようになっていることから、少なくとも本人にとっては巨人への移籍は良かったのではないか、という見方があるため、これから香月一也の活躍には期待していいのではないでしょうか。

 

香月一也のこれまでの2軍成績について

千葉ロッテマリーンズに在籍していた頃は「2軍の帝王になりうる存在」として1軍の壁を破れずにいた香月一也。巨人移籍後も2軍では非常に高い数字を残していた香月一也ですが、これまでの香月一也の二軍成績はどのようなものだったのでしょうか。

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試合 打率 本塁打 打点
2015 93 .227 3 22
2016 112 .281 6 52
2017 93 .249 9 41
2018 65 .258 12 42
2019 81 .259 8 44
2020(千葉ロッテ) 43 .286 5 27
2020(巨人) 20 .400 6 21
2021(5/13時点) 18 .290 4 14

 

2軍でも別格な数字を残している選手ではなかったものの、2018年には65試合の出場数ながら、12本塁打を放っている長打力を見ると、かなり魅力的な選手であったことがわかります。

 

そして、巨人移籍後の2020年の2軍成績は、打率.400、6本塁打を放っていますから、移籍がきっかけとなって、打撃に磨きがかかった可能性があります。

 

ファンからは「阿部慎之助2軍監督の指導の影響」という話も挙がっていますが、教える人や環境が変わると、視点が変わったりするため、移籍が功を奏しているのだと思われます。

 

香月一也のこれまでの年俸について

これまで2軍での生活が大半であった香月一也はどのような年俸推移なのでしょうか。

 

年俸(推定)
2015 500万円
2016 500万円
2017 520万円
2018 580万円
2019 580万円
2020 650万円
2021 700万円

1軍で徐々に成績を残していたことで、入団当初から150万円ほど年俸が上がっています。

千葉ロッテマリーンズは、チームの特徴として年俸の上がりにくい球団として知られていますが、1軍で目ぼしい活躍がなかったため、これほどの年俸推移は妥当であると思われます。

 

一転、読売ジャイアンツ移籍後は、1軍で結果が出せなかったのにも関わらず、自身最多の年俸幅である100万円アップを勝ち取ったことで「やればやった分だけ増える」ということを香月一也自身も感じているのではないでしょうか。

 

もちろん、シーズン序盤の成績だけでも、来季の年俸が上る可能性が十分にありますが、球団の収益も減少傾向にある近年ですから、年俸が上がらない可能性も十分にあります。

香月一也には、これから更に活躍して大幅アップを勝ち取って欲しいですね。

 

香月一也の大阪桐蔭高校時代について

そろそろ大輪の花を咲かせてほしい、という期待は、読売ジャイアンツファンのみならず、千葉ロッテマリーンズファンの望みでもあると思います。

 

しかし、考えてみれば、あの大阪桐蔭高校の黄金時代を築いた選手の一人ですから、まだまだ潜在能力に期待したいところです。

 

高校時代は甲子園大会で高打率を残し、日本代表にも選出されました。高校通算で30本塁打を放っていましたから、やはり長打力には自信があるバッターとみるのが正しそうです。

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そして、香月一也が在学中の先輩・後輩のチームメイトを見てみると、2学年先輩には藤浪晋太郎、1学年先輩には森友哉、同期に正隨優弥、1学年後輩には福田光輝がいました。

 

特に1学年先輩の森友哉とは親交が深く、日々コミュニケーションを取っているようですし、シーズンオフの自主トレを共に行っています。

 

森友哉は自身のチームメイトである山川穂高と自主トレを行っており、そこに香月一也も加わっているため、パ・リーグの本塁打王と首位打者を獲得した先輩と自主トレしていることは非常に有意義なものになっているはずです。

 

所属チームも読売ジャイアンツに変わり、さらなる刺激を受けている香月一也ですから、まだまだ現状に満足せず、競争が激しい読売ジャイアンツの中で、是非ともレギュラー奪取に向けて、活躍を期待したいですね!

 

 

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