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和田康士朗(千葉ロッテ)に盗塁王のチャンスはあるか!陸上部出身の異色の高校時代についても紹介!

千葉ロッテマリーンズ
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異例づくしのシーズンであった、2020年のプロ野球。

そんな中でも、今年輝きを放った選手が数多くいました。

今回は、彗星のごとく現れ、持ち前の快足ぶりを発揮した、千葉ロッテマリーンズの和田康士朗について、

快足選手誕生までと、今後の活躍予想について紹介していきたいと思います。

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和田康士朗(千葉ロッテ)に盗塁王のチャンスはあるか!陸上部出身の異色の高校時代についても紹介!

和田康士朗(千葉ロッテ)のプロフィール・成績について

引用:文春オンライン

名前:和田 康士朗(わだ こうしろう)
生年月日:1999年1月14日(21歳・2020年12月現在)
出身:埼玉県東松山市
身長:185cm
体重:77kg
投打:左投左打
ポジション:外野手
和田康士朗選手は、小学校4年生の時に野球を始め、中学校時代まで野球部に所属。
しかし、怪我の影響で野球を諦めることになり、高校時代は陸上部に入部し、走り幅跳びの選手となったそうです。
しかし、野球への熱が冷めることがなく、高校野球の中継に友人が映る姿を見て、再度野球に復帰することになったそうです。
そして、和田康士朗選手は、高校の野球部に所属することはなく、硬式クラブチームの「都幾川倶楽部硬式野球団」に入部することになりました。
高校の野球部に入部しなかった理由としては、この高校の硬式野球部の部員数が少なく、和田康士朗選手自身が望む、高いレベルでの野球をやりたい、という思いが叶わないからだったそうです。
硬式クラブチームは、高校野球とは違い、所属する選手の年齢も様々います。そんな中で和田康士朗選手は、2年目からスタメンに定着し「1番・センター」の座をガッチリと掴み取りました。
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高校卒業まで「都幾川倶楽部硬式野球団」に所属した和田康士朗選手は、大学への進学を予定していたそうですが、前年に「都幾川―」から独立リーグ・武蔵ヒートベアーズに入団した先輩に影響を受け、大学進学の予定から一転、独立リーグへの挑戦を決意しました。
和田康士朗選手は、独立リーグの先駆者であり、NPBへの輩出も多い、四国アイランドリーグplusのトライアウトを受験。
ここで、他の独立リーグである、ベースボール・チャレンジ・リーグ・富山GRNサンダーバーズの監督である吉岡雄二氏の目に留まり、入団することとなりました。
富山GRNサンダーバーズでは、レフトのポジションで入団直後からレギュラーの座を掴み取ると、持ち前の快足とフルスイングで存在感を発揮。この1年のみの活躍が、NPBのスカウトにも注目されることとなりました。
そして、2017年のプロ野球ドラフト会議で千葉ロッテマリーンズから育成1位指名を受け、入団することとなりました。
プロ入り1年目は、プロの世界の厳しさを突きつけられるような成績となり、2軍で打率.167、1本塁打、3打点、6盗塁と非常に厳しいものでした。
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しかし、プロ入り2年目に大きな転機が訪れます。
当時、千葉ロッテマリーンズで選手兼コーチとして従事(現:千葉ロッテマリーンズ2軍ヘッドコーチ)していた福浦和也氏に指導を受け、打撃フォームの改造に着手。
これまで、現役時代から数々の選手にアドバイスを送り、開花させてきた福浦和也氏は、和田康士朗選手の打撃センスを開花させ、2軍とはいえ、1年目よりも大幅に好成績となる打率.264、6本塁打、20打点、23盗塁を記録しました。
そして、プロ入り3年目となった2020年。育成選手でありながら、キャンプから1軍に帯同した和田康士朗選手は、その持ち前の快足を猛アピール。オープン戦・練習試合にも引き続き1軍に帯同すると、開幕延期に伴い、6月1日に晴れて支配下選手登録を結ぶこととなりました。
そして迎えた開幕戦、代走としてプロ入り初の1軍出場を果たすと、早速プロ初盗塁を記録。なんとこの盗塁は、球界屈指の強肩で「甲斐キャノン」の異名でも知られる、福岡ソフトバンクホークス・甲斐拓也捕手から盗んだ盗塁でした。
この盗塁は球界に衝撃のインパクトを残し、その後も、主に代走要員として試合に出場。「代走で出てきたら、ほぼ走られる」という強烈な印象を残し、相手バッテリーを揺さぶっていきました。
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シーズン中盤となった8月には、レギュラーであった荻野貴司選手の負傷や、他選手の不調もあり、プロ入り初スタメンとなる「1番・センター」で出場。第一打席でプロ入り初安打を記録すると、この日は猛打賞を記録し、盗塁も3つ決めるなど、まさに「和田劇場」といった活躍で相手を翻弄。見事、試合も勝利し、この日のヒーローインタビューを受けることになりました。
その後は、主力選手の復帰などもあり、なかなかスタメンの座を勝ち取ることはできませんでしたが、試合終盤の代走要員として引き続き1軍に帯同。
一時は、新型ウィルス感染者の濃厚接触者として、登録を抹消されたものの、和田康士朗選手自身は陰性であったため、すぐに復帰。この登録抹消を除けば、シーズンを通して1軍に居続けることができました。
プロ入り初の1軍出場を迎えた2020年の成績は、71試合に出場。代走としての出場が多かったため、打席は試合数よりも少ない69。打率.203、0本塁打、23盗塁を記録しました。
まさにこの成績は、プロ入り1年目に記録した2軍での成績にほど近く、この2020年シーズンで経験した1軍のレベルに追いつくことができれば、2021年は、打率.250ほどを記録し、念願のプロ入り初本塁打等も記録できるかもしれません。

2021年以降、和田康士朗に盗塁王のチャンスはあるか

2020年に衝撃的なデビューを飾り、千葉ロッテマリーンズの新たな快足選手として、相手にとって脅威な存在となった和田康士朗選手。弱冠21歳という若さから、これからの活躍が大いに期待されますが、気になるのが、盗塁王のタイトル獲得について。
他球団に強力なライバルもいる中、和田康士朗選手が盗塁王のタイトルを獲得できる可能性があるのでしょうか。
2020年シーズン、23盗塁を記録した和田康士朗選手ですが、盗塁王のタイトルは獲得できませんでした。
そして、2020年シーズンにはもう一人、驚異の快足でダイヤモンドで駆け回った選手がいました。それは、福岡ソフトバンクホークスの周東佑京選手です。
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周東佑京選手は、和田康士朗選手と同様、開幕時にはスタメンではなく、代走要員として出場を続けていましたが、打撃面でも猛アピール、さらに主力選手の怪我などもあり、シーズン途中にスタメンの座を勝ち取りました。
すると、スタメンでは自身が何打席も立てる、つまりは出塁の機会が多いことから、盗塁数を急激に伸ばし、最終的には50盗塁を記録し、見事盗塁王のタイトルを獲得しました。
やや守備に難があるとされている周東佑京選手ですが、しばらく手薄だった福岡ソフトバンクホークスのセカンドのポジションをガッチリと掴み取ったことから、2021年シーズン以降も、盗塁数を伸ばし続けることになるでしょう。
そうなると、和田康士朗選手にとってみれば、周東佑京選手が今年なし得た「スタメン奪取」がタイトル獲得に向けての当面の目標になるでしょう。
守備力については、和田康士朗選手は、すでに1軍でもかなりハイレベルなプレーをみせていますから、まずは課題である打撃をさらに磨き、スタメンを勝ち取ることが非常に重要であると言えそうです。

和田康士朗に立ちはだかる、チーム内のライバルたち

さらなる飛躍が期待される和田康士朗選手ですが、千葉ロッテマリーンズにおいて、外野手のレギュラー争いは非常に熾烈なものとなっています。
まず、レギュラーとしてほぼ確定している選手としては、今季チーム最多本塁打を放ち、守っても規格外な強肩を見せつけているレオネス・マーティン選手。
そして「怪我さえなければ、不動のレギュラー」として、長らく千葉ロッテマリーンズのセンターを守り続けている荻野貴司選手がいます。
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残すは1枠ですが、ここの争いも非常に熾烈。
最有力としては、今季ようやく1軍にも定着し、一定の成績を残した菅野剛士選手。そして、左右のベテラン外野手として、角中勝也選手と清田育宏選手。2020年FAで加入してきた福田秀平選手。シーズン終盤に強烈なインパクトと成績を残した期待の若手・藤原恭大選手がいます。
この5名+和田康士朗選手で1枠を争わなくてはならないため、かなり厳しい戦いになることが予想されます。
引き続き、貴重な代走要員として、キャンプから1軍入りすることが確実視されている和田康士朗選手ですが、これらの選手を上回るほどの打撃成績が求められることになりそうです。

和田康士朗は「和ギータ」と呼ばれている?

そんな和田康士朗選手ですが、入団当初から付けられているあだ名があります。それが「和ギータ」。
なんでも、和田康士朗選手自身が尊敬している選手が、福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手だそうで、柳田悠岐選手の代名詞でもある「フルスイング」を和田康士朗選手自身も参考にしていることから、「和ギータ」と呼ばれているそうです。
そんな「和ギータ」こと和田康士朗選手ですが、ご紹介の通り、フルスイングがもう一つの持ち味であり、2019年シーズンは2軍で6本塁打を放つほどの長打力もみせています。
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ただ、最大の武器である走力・盗塁を活かすのであれば、このフルスイングは捨てるべきである、との意見も多数存在しています。
2020年シーズンも、和田康士朗選手が打席に立ったときにフルスイングをしていると、多くの解説者から「出塁を重視するなら、当てることを重要視して、コンパクトなスイングにすべき」との意見も多くありました。
確かにバットコントロールを巧みにすることで、出塁率を上げ、走力・盗塁に活かしていく方法が良さそうな気もしますが、和田康士朗選手は、2021年以降、どのような打撃スタイルを見せるのでしょうか。
千葉ロッテマリーンズには長年長打力が欠けている点もあるので、個人的には「柳田悠岐2世」を目指し、もっと身体を大きくして、長打力にさらに磨きをかけてほしいな、という思いもあります。

和田康士朗の高校陸上部時代について

ちなみに、ここまでご紹介した通り、和田康士朗選手の最大の武器・持ち味はなんと言っても走力・盗塁です。
和田康士朗選手の走り方は、非常にストライドが大きく、スライディングも非常に速いことが注目されていますが、これは、高校時代に所属した陸上部での経験が基礎となっているようです。
高校時代は、埼玉県立小川高等学校の陸上部に所属した和田康士朗選手。
走り幅跳びの選手として活躍をしており、自己ベストは6m45cmだそうです。
陸上部に所属したのは、高校1年生まででしたが、県大会の成績では、埼玉県内で15位にランクインしたそうです。
1年生でこれだけの成績を残したのですから、3年間陸上をやっていたら、埼玉県屈指の走り幅跳び選手として、全国レベルの選手になっていたかもしれませんね。
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陸上経験といえば、2020年に北海道日本ハムファイターズに2位指名を受けた五十幡亮汰選手が「中学時代にサニブラウン・アブデル・ハキームに勝った男」として、その快足ぶりがすでに注目されています。
盗塁王争いにおいては、更にライバルも増える可能性がある中、2021年以降、和田康士朗選手がどのような成績を残してくれるのか、非常に注目したいですね。
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